
ディズニー好きの皆さんなら、一度は「お部屋でもディズニーの世界観を楽しみたい!」と思ったことがあるのではないでしょうか。
お部屋の印象をガラリと変えたいなら、まずは“壁”に注目してみませんか?
何気ない空間でも、ディズニーの絵画を一枚飾るだけで、たちまち魔法のような雰囲気に包まれます。
誰もが知るディズニーの世界は、ただ「可愛い」だけでなく、ストーリー性や見る人の心を動かすデザイン性にもあふれています。
家で過ごす時間が増える中、ディズニーの絵画をインテリアとして取り入れて、心にもお部屋にも彩りを添えたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、
「ディズニーの絵画ってどこで買えるの?」
「原画は高そう…」
「手頃な価格のものもある?」
など、気になることもいろいろありますよね。
この記事では、ディズニー絵画の種類や購入できる場所、価格帯の幅まで詳しくご紹介します。
あなたのお部屋にぴったりの一枚が、きっと見つかりますよ。
ディズニーの絵画には、主にアニメーション制作で使用した絵である「原画・セル画」、もしくはその絵を複製した「複製画」と、ディズニー公認のアーティストが作成した「ファインアート」の3種類に分かれます。

オリジナル・プロダクション・セルとは、ディズニーの短編アニメーションやテレビ番組、そして名作映画の制作過程で実際に使用されたアートワークのことを指します。
具体的には、オリジナルのセル画をはじめ、ドローイング(原画)、背景画、ストーリーボード、コンセプトアートなどが含まれます。
ご想像のとおり、こうしたオリジナル作品は非常に高いコレクション価値を持っており、特に1920年代から1950年代に制作されたものや、ディズニーの著名なアーティスト、さらにはウォルト・ディズニー本人のサインが入った作品は、希少性が高く、市場でも高額で取引されることがあります。

一般市場で流通しているのは、コレクター向けに制作された「複製画」になります。
主に「セリグラフ・セル」と「ハンドペイント・セル(リミテッドセル)」に分かれます。
セリグラフ・セルは、シルクスクリーンの印刷技法「セリグラフ」を用いて、何層もの色を重ねて作られた版画です。
セル画の中では最も買いやすい価格帯ですが、限定枚数があり、ディズニー社発行の証明書も付くので、高級感があります。
一方のハンドペイント・セル(リミテッドセル)は、ディズニースタジオで実際に使われていた手法で制作されたセル画となります。
ディズニー初期の制作手法で作られた「ハンドインク・ライン・リミテッドエディション・セル」と、1950年代以降の制作手法である「ゼログラフィック・ライン・リミテッドエディション・セル」の2つがあります。

ディズニーファインアートとは、ディズニー公認のアーティストが描くオリジナルの絵画作品です。
公認アーティストはなんと世界で30人しかいません!
それぞれのアーティストが描くディズニーの世界観は、まさしく絵でしか味わえない感動を、私たちに与えてくれます。
アーティストごとによって描き方も異なるので、自分の好みに合った作品を探す楽しみもあります。
ディズニーファインアートでは、多くの才能あふれるアーティストたちが、それぞれの個性を活かした作品を生み出しています。
中には、映画やアニメーションの世界観を忠実に再現しつつ、独自の解釈で魅力を引き出すアーティストも。
今回はその中でも3名をピックアップをして紹介します!

トーマス・キンケードは、田園風景や牧歌的な作品で人気を博したアメリカの画家です。
1990年代に商業的に成功した作家の一人として知られていますが、自分の絵を商業化するビジネス的な姿勢から批判の的になることも多い人物でした。
しかし、ファインアートとして描かれた作品群を観てみると、人の心を照らすような、暖かさが込められているようにも感じます。

デビッド・ウィラードソンは、インディ・ジョーンズシリーズの1作目『レイダース/~失われた聖櫃~』のロゴデザインを担当したのち、ディズニーアニメのポスターを手がけてきたアメリカのディズニー公認アーティストです。
ファインアートはどれもポップで可愛らしく、躍動感のある表現でありありと描かれています。
その独自の作風は、「Pep Art(ペップ・アート)」と呼ばれています。
高橋宣光は、多摩美術大学を卒業後にニューヨークで4年間グラフィックデザイナーとして活動した画家です。
「顔」をモチーフにした作品「アートプット」を手がけており、ディズニーキャラクターをモチーフとした美人画なども作成しています。
ディズニーキャラクターのポップさを表現した「HEART-ART」シリーズも見事ですが、従来のディズニーの表現とは異なる「Flowers in the Water」や「Become the Dragon
」なども一味違う感動を与えてくれます。
ディズニーの絵画が気になっていても、「実際どこで買えるの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
実は、ディズニーアートは公式ストアや百貨店の催事、さらにはオンライン限定のショップや展示イベントなど、意外とさまざまな場所で購入することができます。
ここでは、ディズニーの絵画を購入・鑑賞できる代表的なお店やイベントを紹介していきます。

ディズニーストア(実店舗やオンラインストア)では、公式ライセンスのアート作品を扱うことがあります。
ただし、全店舗で大規模に扱っているわけではなく、限定的な展開になることも多いため、事前にオンラインショップで在庫・取り扱いを確認しておくのがおすすめです。

百貨店の三越伊勢丹では、定期的に「ディズニー アートコレクションフェア」などのイベントを、京都・日本橋・地方店などで実施しており、限定アート作品の展示・販売が行われています。
高島屋オンラインストアには、Disney Art Collection(ディズニー アート コレクション) カテゴリがあり、絵画・インテリアアート作品が複数掲載されています。
たとえば「Magic Of Love(DAF‑01)」は税込415,800円といった高価格帯の作品もあり、受注生産扱いの商品も含まれています。


ジュエリーカミネでは、輪郭の線画以外の部分を宝石で敷き詰めて描く「ジュエリー絵画」を販売しています。
一見すると非常に高価に思えますが、10万円以下の作品もあり、頑張れば手が届く価格帯なのが嬉しいポイントです。
「ゴージャスな内装が良い」「上品な雰囲気の部屋にしたい!」とお考えのディズニーマニアの方には、まさにぴったりの絵画と言えます!

Disney Art Shopは、BASE上で運営されている、ディズニー絵画・版画の専門店です。
正規取扱店から直輸入しており、日本ではなかなか手に入らない希少な作品を多数取り揃えています。
ファインアートやセル画に加え、ディズニーのテーマパークで実際に使用されていたアトラクションやイベントのPRポスターも購入できます。
ヴィンテージ感のあるお部屋づくりをしたい方は、一度チェックしてみるのもおすすめです!

「買うのはまだ難しいけど、少しだけ観てみたい…」
そんな方には「Dream Art World」がおすすめです!
Dream Art Worldは、株式会社アールビバンが毎年定期的に全国各地で開催している絵画の展示販売会です。
「展示販売会」と聞くと、「買わなきゃいけないのでは…」と不安になる方もいるかもしれませんが、ご安心ください。
入場は無料で、実際に来場した方からも「無理に買わされるようなことはなかった」との声が多く寄せられています。
展示されている絵画の価格帯は30~100万円ほどと、なかなかに高価ではありますが、見るだけでも楽しめるため、ディズニーの絵画がどんなものかを体感したい方にはぴったりのイベントです。
2025年10月時点での直近3か月の開催予定地は、埼玉県と東京都となっています。
お近くの方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
いかがだったでしょうか?
この記事では、ディズニー絵画の種類やファインアートの作家、購入できる店舗情報まで、幅広くご紹介しました。
ディズニーの絵画は、飾るだけで空間の雰囲気をぐっと引き立ててくれる、特別感あふれるインテリアアイテムです。自宅のリビングや寝室、子ども部屋など、どんな場所でも“魔法のような世界観”を演出してくれることでしょう。
今回は絵画にフォーカスしましたが、ディズニーグッズ全般がインテリアにぴったりなアイテムでもあります。
たとえば、お手持ちのぬいぐるみやフィギュア、スノードームなども、置き方や組み合わせ次第で素敵なインテリアとして活躍してくれますよ。
ディズニーの世界観を、あなたのお部屋にもぜひ取り入れてみてください。