『FM STATION』 1984～1986年 まとめて79冊セットを群馬県前橋市のお客様よりお譲りいただきました！ 良盤ディスクのご利用、誠にありがとうございます。
伝説のFM情報誌『FM STATION』、今夏復活⁉
1980年代を知る者にとっては驚きのニュースが飛び込んできましたね。
1980年代に、一世を風靡したFM情報誌『FM STATION』。
この『FM STATION』が、ラジオ番組『FM STATION 8090 ～CITYPOP & J-POP～ by Kamasami Kong』となって、CDとカセットテープで7月20日にリリースされるのです。
雰囲気と選曲に関しては上記トレーラーをチェックしていただきたいのですが、ジャケットデザインは当時の変わらぬ鈴木英人、かつ懐かしい選曲、しかしながら現役バリバリの若手アーティストがカバーしている曲もあるなど、懐古だけど懐古しすぎないバランス感が絶妙だと思います。
また、商品形態もニクい３形態です。
・CD(通常仕様) / 税込￥2,990（税抜￥2,718）
・CD(LPジャケットサイズ仕様) / 税込￥3,990（税抜￥3,627）
・カセットテープ / 税込￥3,520（税抜￥3,200）
正直悩みます。鈴木英人ファンとしてはカセットテープが似合う気がするんですが、皆さんはいかがでしょうか。
さあ予約しましょう！
1980年代＝『FM STATION』とエアチェックの時代
音楽に飢えていた、しかしレコードを買い漁れるほどのお金を持たない若者たちは、いかにして音楽を聴いていたか。
まずはレンタルレコードでした。「友＆愛」とか懐かしいですね。
聴きたいレコードが300円程度で借りれるわけですから、格安でした。アルバム１枚3000円前後でしたから。
ただ、ダビングする場合のカセットテープ代だの、歌詞カードのコピー代だの、さらに凝ろうとすればカセットレーベルのレタリングシート代だのと、いろいろ積みあがってしまってともすればスーパー健康ランド状態になってしまうのでした。タオル300円、バスタオル500円、みたいな。
レンタルレコードが厳しければ、エアチェックでした。
『FM STATION』をはじめとしたFM情報誌をチェックして、聴きたい番組の聴きたい曲を手持ちのラジカセで録っていくのです。
エアチェックを続けていくとあら不思議、お気に入りの曲が集まったオリジナルカセットの出来上がり、というわけです。
こう書いてしまうとなんだかビンボくさい話に聞こえてしまいますが、決してそんなことはなく、エアチェックは若者にとっては当然の、というかむしろポップな趣味として存在しておりました。
エアチェックのオシャレでポップなイメージを明確に作ったのは『FM STATION』だったと思います。
当時一世を風靡していたイラストレーターの鈴木英人を表紙に起用したのも大きかったですし、表紙イラストを使ったカセットレーベルが付録でついていたのもさらに大きかった。
エアチェックしたカセットを鈴木英人のカセットレーベルでデコレーションすると、なんだかすごく素敵でオシャレなことをしている気分になったものでした。
『FM STATION』 1984～1986年 まとめて79冊セット
今回お譲りいただいた『FM STATION』 1984～1986年 まとめて79冊セットからも、素敵でポップな『FM STATION』らしさを感じていただけるのではないかと思います。
まず見てください、鈴木英人先生の美しい表紙イラスト。
色とりどりの紙テープとよくわかんないけどとにかくキレイなつぶつぶ。
1980年代の日本には外に本当にこういうのが舞っていたのです。うそです。
でも本当にこれくらいキラキラな時代だったのです。
『FM STAION』は競合他誌と比べて、明らかに若年層をターゲットにしていたのも特徴でした。
お値段もお求めやすくて、他誌があんまり取り上げないアイドル、ポップス情報が充実していたのです。
中森明菜、松田聖子、岡田有希子……。涙が出てきます。
当時の雑誌の雰囲気をより知りたければ、元編集長が執筆した書籍が刊行されていますので、こちらも是非。
最後に
さあ、新旧『FM STATION』を手に入れて、1980年代の世界をもう一度のぞいてみませんか？
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