アーティスト コラム

平成の歌姫 安室奈美恵のデビューから引退までの活躍の歴史を徹底紹介

平成の歌姫 安室奈美恵のデビューから引退までの活躍の歴史を徹底紹介

2018年9月16日をもって惜しまれつつも、歌手活動にピリオドを打った安室ちゃんこと安室奈美恵。

ファンでない人も安室ちゃんの引退を寂しく感じている人も多く、安室ちゃんがいかに偉大で魅力的な歌手だったかという事が分かります。
また、引退を発表してから安室ちゃんの曲を聴きファンになったという人も沢山います。

今回はそんな平成の歌姫の安室ちゃんがこれまでにどんな活動をしてきたのか、なぜ引退したのか等を詳しく知りたい方の為に、2章では安室ちゃんのデビューから引退、そして引退後までの歴史を紹介していきます。
また、3章では安室ちゃんの数々の歴代ランキング、4章では安室ちゃんの引退した理由等を、紹介します。

安室ちゃんのこれまでの作品や歴史に興味ある方、引退を発表してからファンになったという方にはぜひ読んで頂きたいです。

この記事で安室ちゃんの素晴らしい作品を沢山紹介していますので、これを読んで安室ちゃんの様々な作品に興味をもって貰えたら幸いです。

デビューから引退までの安室ちゃんの歴史

SUPER MONKEY’Sでデビューし、人気歌手に仲間入り

SUPER MONKEY’Sとしてデビューをしてから、MAX松浦さんのプロデュースでユーロビートを歌い知名度を上げていき、小室哲哉さんプロデュースに至るまでを詳しく紹介して行きます。

安室ちゃんは1992年9月16日にSUPER MONKEY’Sとしての1stシングル「恋のキュート・ビート/ミスターU.S.A.」でデビューしました。

SUPER MONKEY’Sのデビュー当時のメンバーは安室ちゃん、牧野アンナさん、澤岻奈々子さん(MAX Nana)、天久美奈子さん(MAX Mina)、新垣寿子さんの5人でした。
その後、忍たま乱太郎の主題歌「ダンシング・ジャンク」、ロッテ「マスカットガム」のCM曲「愛してマスカット」などで知名度を上げていきますが、この期間に牧野アンナさんと新垣寿子さんが脱退します。

1995年1月に5枚目のシングル「TRY ME -私を信じて-」を発売します。この曲からMAX松浦さんプロデュースとなり、ユーロビート路線に変更します。

また、このシングルから松田律子さん(MAX Lina)、宮内玲奈さん(MAX Reina)が新たに加入し、再び5人体制となりました。

このシングルは、70万枚を売り上げて、初のオリコントップ10入りを果たします。

この頃について安室ちゃんは「インタビュー」で、中々CDが売れなく、「センターで歌を歌っていたのでヒット曲が出ないのかな」と考えるようになり、社長に辞めさせて貰うように話をしたそうですが、この曲でブレイクを果たしました。

当時毎週 SUPER MONKEY’Sのみんなでランキング番組をみて「私達の曲ランキングがどんどん上がってる!」「嘘でしょ~!?」と喜んでいた事を、特集番組 「安室奈美恵 告白」で語っています。

(参考:https://www.facebook.com/Namienewsnetwork/videos/1618834814822346/

また、ポンキッキーズで「シスターラビッツ」として活動したり、「THE夜もヒッパレ」でレギュラー出演していました。

そしてその「THE 夜のヒッパレ」でTRFの曲を歌います。

放送を見ていた小室哲哉さんは「TRFを楽に歌えるのなら、10代版TRFを作ろうと思った」と後々語っており、それがキッカケとなって安室ちゃんのプロデュースに繋がったようです。

その後シングル「太陽のSEASON」が「安室奈美恵」の単独名義となり、事実上のソロデビュー曲となりました。この時期にMAX松浦さんの仕事のパートナーである小室哲哉さんと安室ちゃんが出合いプロデュースの話が持ちかけられます。

その後 小室さん主催のライブイベント「avex dance Matrix ’95 TK DANCE CAMP」で、未完成だった「Body Feels EXIT」を披露しました。
完成したシングルと比べるとキーが高くなっていて、歌詞も一部違っています!

社会現象になる程の人気アーティストに成長

小室さんが安室ちゃんをプロデュースしてシングル、アルバムがミリオンセールを次々と記録し、アムラーという言葉が流行語大賞に選ばれる等社会現象を巻き起こします。電撃結婚、復帰、そして小室さんのプロデュースから離れるまでをまとめました。

1995年10月に小室哲哉さんプロデュースの第一弾シングル「Body Feels EXIT」が発売され、その後も「Chase the Chance」「Don’t wanna cry」等をリリースして、ミリオンセールを連発しました。

同年の「第46回NHK紅白歌合戦」に「Chase the Chance」で初出場を果たしましたが、この頃からソロとしての安室ちゃん、グループとしてのMAXで別々に活動する事が多くなります。

1996年8月~9月かけて開催された「SUMMER PRESENTS ’96 AMURO NAMIE with SUPER MONKEY’S」をもって安室奈美恵 with SUPER MONKEY’Sはグループとしての活動を休止します。(実質上、解散)以後安室ちゃんはソロで、他の4人はMAXとしてそれぞれの活動に専念をする事になりました。

安室ちゃんはその後も「You’re my sunshine」「SWEET 19 BLUES」「a walk in the park」といったシングルをリリースし、6月にアルバム「SWEET 19 BLUES」をリリースし、大ヒットとなります。

この時期から、当時の安室ちゃんのファッション(ミニスカート・厚底ブーツ・ロングヘアに茶髪・細眉)を真似するアムラーが現れるようになり、アムラーが1996年の流行語大賞に選出される等、社会現象になるまでの人気となります。

1997年には「CAN YOU CELEBRATE?」アルバム「Concentration 20」の大ヒット、4大ドームツアー「mistio presents namie amuro SUMMER STAGE 1997 Concentration 20」を開催するなど飛ぶ鳥を落とす勢いでした。

同年10月22日にTRFのダンサー・SAMさんとの結婚を電撃発表します。

これには、かなりビックリした人も多かったのではないでしょうか?当時テレビで相当
騒がれていたのを覚えています。

1997年「第39回日本レコード大賞」では「CAN YOU CELEBRATE?」で大賞を2年連続受賞し、同日「第48回NHK紅白歌合戦」初の紅組トリを務めました。

1998年は出産のため1年間の産休に入り、育児に専念をします。

同年12月に復帰シングル「I HAVE NEVER SEEN」をリリースし、復帰をします。

年末の「第49回NHK紅白歌合戦」に出場し、「CAN YOU CELEBRATE?」を歌い、瞬間最高視聴率が 64.9% を記録しました。

歌唱中に感極まって泣いてしまったのですが、2017年に放送されたインタビューで当時の様子を見て、安室ちゃんは「おかえり」という拍手がとても嬉しく、こんなに温かく迎えてくれるとは思っていなく、ステージに戻ってきても良いんだと思った瞬間に感極まって泣いてしまったと語りました。

2000年1月に小室哲哉さんとTLCやMonicaの作品でも知られる名プロデューサーダラス・オースティンさんの共同プロデュースによる「GENIUS 2000」をリリース。

12月には小室哲哉さんとダラス・オースティンさん共同プロデュースによる2枚目のアルバム「break the rules」をリリース。

このアルバムは前作「GENIUS 2000」よりもダラス・オースティンさんのプロデュース感が強いダークな感じのブラックミュージックが多く見られ、洋楽テイストなアルバムとなりました。そして安室ちゃんのボーカルスキルも格段にアップしています。

そして2001年1月発売された「think of me / no more tears」で小室哲哉さんのプロデュースから離れました。

低迷期を乗り越えセルフプロデュースへ

小室さんのプロデュースを離れ人気が収束し、CD等の売上が伸び悩やみ、低迷期を迎えます。そんな時に「SUITE CHIC」と出会い、安室ちゃんがR&B/Hip-Hop路線になっていく過程を紹介していきます。

2001年8月に20枚目のシングル「Say the word」をリリース。

この曲は小室さんのプロデュースを離れてから初のシングルで、安室ちゃんがシングル曲としては初の作詞を担当しました。

2002年2月には、前作に引き続き安室ちゃんが作詞を担当した「I WILL」をリリース。

同年3月、約4年ぶりのベスト・アルバム「LOVE ENHANCED single collection」をリリース。

同年7月10日にSAMさんと離婚します。

当初、親権はSAMに渡りましたが、養育権は安室が持ちました。(2005年には親権も移りシングルマザーとなります。)

同年の9月に「Wishing On The Same Star」をリリースし、同曲で第53回NHK紅白歌合戦に出場を果たしますが、この頃からCDセールスやコンサートの動員が下がるなど、安室ちゃんの人気は終息していってしまいます。

当時、安室ちゃんは小室さんのプロデュースを離れ、手探りで自分でプロデュースを始めたけど歌手の安室奈美恵というのが分からなくなってしまって「こうしなきゃいけない、ああしなきゃいけない」と考え過ぎて、楽しむ事を忘れていたそうです。

そんな時に「安室奈美恵」を一回置いて、安室奈美恵」じゃないところで楽曲を出してみたいと提案し「SUITE CHIC」(ヒップホップ、R&Bアーティストやプロデューサー陣と安室ちゃんのプロジェクト)での活動を始めました。

「SUITE CHIC」で活動した結果、すごく楽しくて達成感があり、「自分が好きなものは好きだと胸を張って楽しまないと良いものは作れない。」と考えるようになってからプレッシャー、迷いが飛んでいき、次のステージに行けたとインタビューで語っています。

※「SUITE CHIC」は2002年12月に1stシングル「GOOD LIFE/Just Say So」、2003年2月に2枚目のシングル「“Uh Uh,,,,,,”/baby be mine」をリリースしました。
2月26日には1stアルバム「WHEN POP HITS THE FAN」をリリースし累計セールスでも20万枚、オリコンでは最高4位を記録しヒップホップ、R&Bのアルバムでは異例のヒットとなりました。

時代が安室ちゃんに追いついた~第2期ブレイク~

R&B/Hip-Hop路線へ転向後、少しづつ売上を上げていき第2期ブレイクを果たします。

「時代が安室ちゃんに追いついた」と言われる程に人気を取り戻すまでの過程をまとめました。

2003年3月にSUITE CHICでの活動を経て、本作からR&B/Hip-Hop路線へ転向後「shine more」、「Put ‘Em Up」「SO CRAZY/Come」のシングル3部作を発売しましたが、これらの曲は小室さんプロデュースの時と比べて一般受けが悪いという事から売上が伸び悩んでしまいました。(個人的にこの3曲は神曲だと思います)

またこの時期はライブの動員数が少なくなっていっていました。

スタッフにアリーナは埋められないと言われ、「それならまた1から這い上がって見せる」とホールツアー「namie amuroSO CRAZY tourfeaturing BEST singles2003-2004」を始めます。

路線変更後初のアルバム「STYLE」をリリース。
2003年12月にダラス・オースティンさんT.KURA・MICHICO夫妻、GLAYのTAKUROさん、ZEEBRAさん、VERBALさん等がプロデュースに参加しました。

2004年3月「ALARM」をリリース。

オリコン最高順位11位で「太陽のSEASON」から26作連続で続いていたトップ10入り記録が今作で一旦途切れましたが、初動売上枚数、累計売上枚数共に前作を上回っていました。

2004年4月「ALL FOR YOU 」をリリース。
オリコン週間チャート6位、初動売上2.6万枚でしたが、累計11万超えというロングセールスとなり、当時のオリコンチャートでTOP20位以内に何週もランクインしていました。
(個人的に安室ちゃんのバラードでこれが一番好きです♪なので「Finally」に収録して欲しかったw)

同年7月アルバム「Queen of Hip-Pop」をリリース。

このアルバムからNao’ymtさんが安室ちゃんの楽曲のプロデュースに参加するようになります。

2007年1月「Baby Don’t Cry」リリース。

約5年半ぶりに初動セールス5万枚を突破し、登場4週目で「WANT ME, WANT ME」以来3作ぶりに10万枚突破のセールスを記録します。

オリコン・シングルチャート13年連続トップ10入りを達成し、女性アーティスト歴代単独1位となりました。

うたでは100万DLを突破し年間DLランキング5位となり、ここから第2期ブレイクがスタートします。

同年5月アルバム「PLAY」発売。

4thアルバム「GENIUS 2000」以来、7年5ヶ月ぶりに首位を獲得しました。また、本作を引っさげて同年8月~翌年2月までホール65本と自身最多公演数となる日本横断ツアー「namie amuro PLAY tour 2007-2008」を開催し、14万5,000人を動員します。

2008年3月「60s 70s 80s」をリリース。

60年代、70年代、80年代に大ヒットした曲をリメイクするというコンセプトとしており、1960年代はスプリームスの「Baby Love」をリメイクした「NEW LOOK」、1970年代はアレサ・フランクリン「Rock Steady」のリメイク「ROCK STEADY」、1980年代はアイリーン・キャラの「What a Feeling」のリメイク「WHAT A FEELING」がリメイクされてます。

このシングルで「I HAVE NEVER SEEN」以来9年4ヶ月振りに首位に輝きました。

2008年7月6年ぶりのベストアルバム「BEST FICTION」をリリースします。

自身初となる6週連続首位を獲得し、3週目でベストアルバム「181920」以来、10年半ぶりアルバム通算5作目となるミリオンセラーを達成。

10代・20代・30代をまたぎ3年代連続で、アルバムのミリオン突破は、史上初の記録となり、この安室ちゃん好調ぶりに、当時のワイドショー等では「時代が安室ちゃんに追いついた」と報道される程となりました。

namie amuro BEST FICTION TOUR 2008-2009を開催。

15都市25公演が予定でしたが、後に異例の3回もの追加公演の発表で、合わせて35公演が新たに組み込まれ、全体で23都市64公演を行い、女性ソロ歌手で過去最多の50万人を動員する等、大規模なツアーとなりました。

デビュー20周年LIVEを開催し、ライジングから独立へ

デビュー20周年LIVE「namie amuro 5 Major Domes Tour 2012 20th Anniversary Best」の開催、2015年1月にライジングとの専属契約を終了し、個人レーベルDimension Pointへの移籍個人事務所stella88の設立に至るまでを紹介していきます。

2009年 12月アルバム「PAST < FUTURE」をリリース。

「自らの作品を自ら打ち壊すことによって新しい作品を生み、新しい時代に突入する」というコンセプトのもと制作され、「BEST FICTION」のビジュアルを自ら破るジャケットになっています。

2010年7月「Break It/Get Myself Back」をリリース。

初回盤の特典DVDには、安室ちゃん作品初となるPVメイキング映像を収録されました。
また、芸能界きっての安室ちゃんの大ファンのイモトさんは、「Get Myself Back」をベストソングとしてあげており、番組のロケで不安な時に聴くとうまくいく、おまじないみたいな曲としています。

2011年4月 ベストコラボレーションアルバム「Checkmate!」リリース。

2003年から2011年まで安室ちゃんがゲスト参加したコラボレーション楽曲の他に新たにAIさん & 土屋アンナさん、AFTERSCHOOL、川畑要さん、山下智久さんの4組のスペシャルコラボレーション楽曲が収録されています。

(「ROCK U」は筆者も大好きな曲で、LIVEで「騒ぎあかせ」のところを会場の地名を叫んでくれる所が堪りません(*^^*))

2011年7月「NAKED/Fight Together/Tempest」リリース。

「60s 70s 80s」以来のトリプルA面シングルで、「Fight Together」は安室ちゃんも大好きなアニメ「ONE PIECE」のオープニングテーマでお馴染みです。

同年12月「Sit! Stay! Wait! Down!/Love Story」リリース。
「Love Story」はフジテレビ系ドラマ「私が恋愛できない理由」主題歌で、切ない歌詞が多くの共感を呼び、着うた(R)のトータルダウンロード数は250万を突破しました。

2012年6月アルバム「Uncontrolled」リリース。

このアルバムから全編英語詞の曲が増え、少しづつEDMへ傾向を強めて行きました。

2012年3月、安室ちゃんのデビュー日であり、デビュー20周年の2012年9月16日に沖縄県で一夜限りのLIVE「namie amuro 20th ANNIVERSARY LIVE in OKINAWA」を開催する事を発表しました。

安室ちゃんは「新曲はもちろん、昔の曲も歌って踊って、とにかくみんなで騒いで楽しみたい。」とコメントしていましたが、台風が15~16日に沖縄県に接近するに伴い、開催中止となってしまいます。

安室ちゃんもインタビューで、とても残念で、アニバーサリーイヤーのデビュー日に出身地である沖縄でLIVEをしたい気持ちがありましたが、安全を第一に考えたと話しています。

同年2012年11月24日から12月21日にかけて「namie amuro 5 Major Domes Tour 2012 20th Anniversary Best」が開催されました。

このLIVEで、長らく披露されていなかった、「SUPER MONKEY’S」時代や、小室さんプロデュースの曲も披露されました。

2013年7月 11枚目のアルバム「FEEL」をリリース。
「Uncontrolled」よりも更にEDMの要素が増し、英語の歌詞も更に増えました。
収録曲の「Heaven」は世界で活躍する「Zedd」がプロデュースをして話題になりました。

2014年6月 安室ちゃん初のバラードベスト「Ballada」リリース。
付属のDVD、Blu-rayには新たに製作された「HimAWArI」、「Four Seasons」、「SWEET 19 BLUES」等計17曲のMVが収録されました。

2015年1月にライジングとの専属契約を終了。
レコード契約を結んでいるエイベックス系列のDimension Pointに移籍し、同年6月には個人事務所stella88が設立されています。
2013年7月リリースのアルバム「FEEL」が「Dimension Point」の第一作目となりました。

2012年の段階で事務所と色々あったそうですが、レーベルと事務所から独立しました。

(参考:exciteニュース

25周年LIVEを開催し、3日後に衝撃の引退発表

約100公演を行った「namie amuro LIVE STYLE 2016-2017」の開催沖縄にてデビュー25周年記念野外凱旋スペシャルライブ「namie amuro 25th ANNIVERSARY LIVE in OKINAWA」の開催、そして、安室ちゃんの誕生日の9月20日の世間に衝撃を与えた引退発表までを紹介していきます。

安室ちゃん_genic

2015年6月 アルバム「_genic」リリース。

このアルバムは安室ちゃんのとしては初の収録曲13曲全て未発表曲による録りおろし作品となっています。
世界的に活躍するプロデューサーのDavid Guettaとのコラボレーション楽曲「What I Did For Love」も追加収録されました。

また、「Golden Touch」「B Who I Want 2 B feat. HATSUNE MIKU」「Stranger」以外の11曲は全編英語詞となっています。

2015年12月 「Red Carpet」2016年5月「Mint」リリース。
(カップリング曲のChit Chatは個人的に大好きな曲です♪)

2016年7月 「Hero」リリース。

表題曲「Hero」は、NHKのリオデジャネイロオリンピック・リオデジャネイロパラリンピック放送テーマソングです。
聴いている全ての人の背中を押してくれる歌詞で、この曲も安室ちゃんを代表する曲となりました。

2016年8月から2017年5月3日まで、ホールツアー「namie amuro LIVE STYLE 2016-2017」開催。

もともと予定されていた88公演に13公演を追加した計101公演(鳥取公演は地震のため中止となったので、実質100公演)という前代未聞の過去最多となる公演数を記録しました。

2017年5月「Just You and I」リリース。

これが安室ちゃん最後のシングルとなりました。

同年の9月16日、17日に宜野湾海浜公園野外特設会場にてデビュー25周年記念野外凱旋スペシャルライブ「namie amuro 25th ANNIVERSARY LIVE in OKINAWA」を開催。

1日で26000人、2日間合計52000人を動員しました。
今回も台風18号の影響でリハーサルや一部演出の変更を余儀なくされてしまいましたが、無事に2日間を終えて、20周年LIVEから5年越しでのリベンジを大成功に納めました。

安室ちゃんはインタビューでこのLIVEの裏テーマが「一人夏フェス」とし、

第1ブロック ユーロビート

第2ブロック 新人

第3ブロック 小室哲哉プロデュース

第4ブロック 安室奈美恵

この様な構成をイメージして考えていたインタビューで照れながら話していました(*^^*)

そしてこのLIVEの3日後の安室ちゃんの誕生日である9月20日に、2018年9月16日をもって引退することを公式サイトにて発表しました。

この発表に日本中で衝撃が走りました。
(筆者も速報で安室ちゃんの引退を知りましたが、あまりにびっくりしすぎて何分か固まってしまいました。)

翌日ニュースでも安室ちゃんの引退の話題で持ちきりで引退の衝撃の大きさを物語っています。

公式サイトに「引退までのこの1年アルバムやコンサート、最後にできる限りの事を精一杯し、有意義な1年にしていきたいと思ってます」「そして、私らしく2018年9月16日を迎えたいと思います。皆様、安室奈美恵の最後の1年を、どうぞよろしくお願い致します。」

と綴り、引退に向けて残りの最後の1年を活動をしていきます。

歌手生活最後の一年

安室ちゃん初のオールタイム・ベストアルバム「Finally」リリースから、紅白歌合戦の出場、安室ちゃん最後のツアー「namie amuro Final Tour 2018 Finally」の開催、イッテQの出演、そして引退の日までの最後の1年を紹介していきます。

2017年11月 安室ちゃん初のオールタイム・ベスト「Finally」リリース。

シングル楽曲45曲+新曲6曲含む、全52曲が収録されており、ベスト・アルバム+ニュー・アルバムのボリュームを兼ね備えた、25年間の歴史を辿るベストアルバムとなっています。

新曲の中の「How do you feel now?」は2001年にリリースの「no more tears」以来およそ、16年振りの小室哲哉さんプロデュース曲となりました。

更に1992年から2014年までの楽曲39曲(「ミスターU.S.A.」から「TSUKI」)は今作用に再録音されました。

「Finally」は発売初週に111.3万枚を売り上げ、オリコン週間アルバムランキングで初登場1位を獲得し、発売から2ヶ月で売上枚数200万枚を突破。

そして、歴代アーティストで唯一達成していた「10代、20代、30代の3年代連続ミリオンセラー」の自己記録を「10代、20代、30代、40代の4年代連続ミリオンセラー」に更新するという前代未聞の快挙を成し遂げました。

同年12月31日 第68回NHK紅白歌合戦出場。

2003年の第54回以来、およそ14年振りの出場となり「Hero」を披露しました。歌唱シーンでは番組の瞬間最高視聴率48.4%を記録しました。

出演時の安室ちゃんはだいぶ緊張していた様でしたが、見事に歌いきり、最後には涙を流していました。

イッテQでイモトさんが安室ちゃんの涙の理由を語っており、曲を歌い終わった時に内村さんの「ありがとう」が聞こえてきて、あまりにも暖かくて涙が出てきたとの事です。

2018年 2月 ラストツアー「namie amuro Final Tour 2018 Finally」が開催されました。

このツアーに510万件を超えるチケットの応募が殺到しました。

また、国内ドーム・ツアー17公演に加え、中国、香港、台湾でのアジア・ツアー6公演開催し、約80万人を動員し、ソロ・アーティスト史上最多動員数を記録しました。

2018 6月~9月16日 体感型展覧会「Final Space」を東京・大阪・福岡・沖縄の4都市にて開催。ひとつの大きなストーリーとして「Dr.」の楽曲の世界観を軸に構成されています。
「Final Space」の為だけに作られたグッズも販売されました。

7月29日「世界の果てまでイッテQ」にサプライズとして初出演をします。熱狂的な安室ちゃんファンのイモトさんをドッキリで安室ちゃん本人と初対面させるという企画でした。

イモトさんは「Finally~ in Asia」の台湾公演を行う安室ちゃんのパパラッチをして2ショット写真を取るということで台湾へ行きます。

空港や会場前で出待ちをしますが、遠くから見る事は出来ましたが、2ショットは撮れず、今回は失敗という事で安室ちゃんのパパラッチ企画は終わりました。
HuLuのDocumentary of Namie Amuro“Finally #11の動画でコンサートを終えて会場から出ていく安室ちゃんの車を探していた時イモトさんを安室ちゃん本人が発見していました!)

安室ちゃんパパラッチのロケを終え、蛇料理屋で安室ちゃんについて熱く語っている時にイモトさんの後ろでバレないように店員に扮した安室ちゃんがお茶をだすというドッキリをしました。結果見事成功し、イモトさんは物凄くいいリアクションでビックリします。

(イモトさんの声でちょっと驚く安室ちゃんがかわいいですね(*^^*)
初対面したイモトさんと安室ちゃんは夢の対談をし、念願のツーショット写真を撮ることが出来ました。

この写真は安室ちゃんの提案で「Final Space」で展示されました。
安室ちゃんのコンサートの為に頑張ってきたイモトさんの努力が報われて、一生の思い出となりました!

後に安室ちゃんとイモトさんが友達になってインドに旅行に行く計画を立てるという報道をされましたが、イモトさんは「行かないですよ、行くわけないっていうか。
そもそも個人的に連絡を取るとか手段もないですし、そのやりとりもないですし」と否定しています。(参考:E-TALENTBANK
イモトさん自身もそのような軽々しい関係は望んではいません。

同年 9月15日 「WE ♥ NAMIE HANABI SHOW 前夜祭 ~I ♥ OKINAWA/I LOVE MUSIC~supported by セブン-イレブン」を沖縄コンベンションセンター展示棟にて開催しました。

フェス形式になっており、BEGIN、平井堅さん、MONGOL800さんが出演し、サプライズで
DOUBLEさん、台湾の歌手ジョリン・ツァイさん、そして「Checkmate!」でコラボした山下智久さんが出演しました。
会場のキャパが約3000人だった為プラチナチケットとなりました。

安室ちゃんのラストLIVEという事でチケットが取れなかった大勢のアムラーが会場前にて音漏れ参戦していました。

9月16日 遂に安室ちゃんの引退の日を迎えます。

この日沖縄・宜野湾トロピカルビーチ特設会場にて「We ♥ NAMIE HANABI SHOW」が開催され、安室ちゃんのヒット曲に合わせ、噴水やレーザー演出とともに大量の花火が打ち上りました。
実はこの花火大会に安室ちゃんがお忍びで来ていて、自分のライブを自分の目で見てみたかったと安室ちゃんが語っており、実現が出来ました。

花火をみる安室ちゃん

着物姿が美しいですね。これが安室ちゃんの歌手としての最後の姿となりました。

花火大会には安室ちゃんの大ファンで知られるハリセンボンの春菜さんもいたとスッキリで語っています。

この日は「安室奈美恵 最初で最後のMV総選挙 MEMORIAL MOVIE BEST50」「日本全国のファンの声で安室奈美恵伝説のライブ映像が復活 WE♥NAMIE FINAL アンコールLIVE」がAbemaTVにて放送され安室ちゃん一色となりました。
そしてこの日をもって26年の歌手活動に幕を閉じました

引退後の歩み

YouTubeチャンネルのAmuroNamiech がリニューアルし、Namie Amuroに

9月18日「これで見納め! 安室奈美恵引退スペシャル!~最後の1年と最後の1日に独占密着~」放送。

「最後にできる限りの事を精一杯し、有意義な1年にしていきたい」と誓った安室ちゃんの最後の1年に密着した内容の番組です。
この番組の平均視聴率は15.0%の高視聴率となりました。

引退前夜の9月15日にDocumentary of Namie muro“Finally”の最終回となるエピソード13が配信。

引退に伴い、9月30日をもって「公式サイト」「公式ファンクラブ」「公式オンラインストア」「公式Facebookページ」の各サービスを終了しました。

YouTube公式チャンネルも閉鎖される予定でしたが、ファンからの要望を受けて、今後もサービスが継続される事が決まりました。

チャンネル名「AmuroNamiech」は11月に「Namie Amuro」として生まれ変わりました
フルサイズの動画等、削除されてしまったものもありますが、今まで無かったMVも加わって沢山の種類を1分の動画で見られる様になりました。

安室ちゃんの公式サイトやファンクラブなどが閉鎖されて、引退の実感がようやく実感出来た感じでした。

安室ちゃんの後任はエミーナちゃん!?

2018年11月にセブンイレブンのクリスマス「Magical christmas」のCMに安室ちゃんの分身として、安室ちゃんキャラクターが登場しました。

名前はemina(エミーナ)といって逆から読むと「なみえ」になります♪

2016年から2年間、安室ちゃんがCMに出演していましたが、2018年のクリスマスからは、このエミーナちゃんがCMに登場します。

2018年9月24日のクリスマスケーキ予約カタログにも登場しており、同年11月からスタートしたCMでは動くエミーナちゃんが見られました。

安室ちゃんに良く似ていてとても可愛らしいですね(*^^*)安室ちゃんが引退しても、エミーナちゃんという形でCMをしてくれるセブンイレブンはとても粋ですよね!!

また2018年11月発表日経トレンディ「2018年ヒット商品」ランキングにて安室ちゃんが見事一位となりました。

アルバム「Finally」や80万人動員した「FINAL TOUR Finally」のDVD、Blu-rayの大ヒット、化粧品、アパレルなど限定コラボグッズの完売、など社会現象を巻き起こし、その経済効果は500億円超と言われています。

人物名が1位を獲得するのは、1999年以来、19年振りだそうです。

安室ちゃんの楽曲&MVがサブスク解禁

安室ちゃんの楽曲とMVが2019年6月よりAppleMusicにてサブスクリプションが解禁されました。また9月20日からAppleMusic以外のSpotify、LINE MUSIC、Amazon Music等(MVはAppleMusicのみ)でも解禁され、手軽に安室ちゃんの楽曲とMVを楽しめる様になりました。

また、6月にApple Musicで全シングル・全アルバム(安室奈美恵名義)のストリーミング配信を開始してから1週間で、日本人アーティスト史上最多の再生数を世界中で記録しました。

おまけ★引退後の安室ちゃん目撃談

ロンドンで安室ちゃんの目撃の情報がTwitterに上がっていました。髪型はロングヘアをバッサリ切ってボブになっているみたいですね!
ボブヘアの安室ちゃん…絶対にかわいいですよね♪


参考:https://twitter.com/x_7chan_x/status/1054689214837645312

引退後の生活を楽しんでいるようでとても嬉しくなります(*^^*)

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RYO

音楽鑑賞と邦ロックのライブ参戦が趣味です。好きなジャンルはロックやアイドル、EDM、80~90年代のシティポップ、サントラ、ボカロ、クラシック等。実際に行ったライブやフェスの思い出や感想もブログに綴っています。

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