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【宅配買取】伝説はここから始まった! 初代ウォークマンTPS-L2を東京都武蔵野市のお客様よりお譲りいただきました!

2022年6月24日

ソニーのカセットウォークマン、TPS-L2を東京都武蔵野市のお客様よりお譲りいただきました。良盤ディスクのご利用、誠にありがとうございます。

音楽を持ち運ぶ、ということ

こちらの記事でも触れておりますが、ウォークマンの登場は実に衝撃的な出来事でありました。

音楽を持ち運べるということ――今は当たり前になりすぎてしまいましたが、この感動は忘れることができません。

たとえば通勤・通学電車。
それまでは本を読むか、寝るか、車窓から見える連なる屋根や電線に忍者を飛ばすか(やったことありませんか)くらいしかなかったのですが、自分の好きな音楽を聴くことで、車内の過ごし方は大きく変わりました。

これについては紀行作家であった故・宮脇俊三先生の言葉をお借りするのが一番よいかと思われます。

名作『旅の終りは個室寝台車』に収められている「飯田線・天竜下りは各駅停車」の中で、宮脇先生は編集者が持ってきたウォークマンで、編集者による中島みゆきベストセレクションを聴かされ「耳から歌、眼に車窓風景、尻からは線路の振動、いわば超総合芸術」と述べられておりました。
そう、ウォークマンは退屈な車内を「超総合芸術」の空間に変えたのでした(まあ、宮脇センセイはその後に続けて「それなりに面白くないこともなかった」と述べられていて、ちょっとつれないんですけど)。

初代ウォークマン、TPS-L2

ではそんな「超総合芸術」のはじまりとなった初代ウォークマン、TPS-L2を見ていきたいと思います。

我々がパッと思い浮かべるカセットウォークマンのイメージより、ひとまわりふたまわりデカいです。単3電池2本ですから、さすがに膨れます。ガム型充電池が開発されるのは1985年、この初代ウォークマンは1979年の発売ですからね。

押し込むタイプのボタン類、左右で変えられるボリュームのツマミ、機構的にはラジカセに近い感じです。小型化が進んだ後年のウォークマンが持つ繊細さとは明らかに違います。間違いなく初代なんですが、まだまだ洗練されていない先代感があるのもこのTPS-L2の特徴だと思います。

今見ても面白い仕掛けだなと思えるのが、ヘッドホン端子が2つあることと、「HOT LINE」ボタン(黄色いボタン)の存在です。

現在でも電車内で見かける、イヤホンをLRで分け合って聴いているカップルというのもほほえましい光景ではありますが、初代ウォークマンは違います。

アベック(あえてカップルとは言わぬ)で同じ音楽を同じ音質で楽しんでもらいたい、という強い主張がうかがえます。
昨年公開された映画『花束みたいな恋をした』の冒頭シーンにこの初代ウォークマンを持ち込んだらどうなるだろう、なんてことをふと考えました(出会いにイヤホンが絡んでますので、是非観てみてください)。

また、HOT LINEボタンは、押すとテープの音がミュートされて、内蔵されたマイクが他人の声を拾ってヘッドホンへ流れます。

つまり音楽を聴いていても会話ができる便利なボタンです。
我々今でも「え?」なんつってイヤホン外してますよね。今あっても面白いギミックな気がします。

ヘッドホンです。パッドのスポンジ部分はたいてい壊れちゃうのですが、こちらお譲りいただいたものは見事に原型をとどめています。

持ち運んでくれ! 充実のカバー、ケース類

黒のカバー、ケース、懐かしいですね。

ウォークマン登場以前から携帯ラジオなどにはたいてい黒いカバーが付属品としてついていたものです。
今見るとスポーティーで爽やかな青色とはちょっとチグハグな感じもしますが、初代ウォークマンも携帯ラジオのカルチャーを引き継いだのでしょう。
何より「持ち運んでくれよな!」という情熱を感じるのはカセットケースですね。
カセットが2本入ります(またセガ体感ゲームスペシャルが入ってるし笑)。本体に1本でケースに2本、計3本持ち運べます。
現在の我々がいったいカセット何本分の音楽をフツーに持ち運んでいるかを考えると笑っちゃいますが、当時としては素晴らしいアイデアですよね。

説明書でも持ち運び方をここまで説明する熱の入りようです。
「ウォークマン」。海外では当初珍妙な和製英語として響いたそうですが、我々にはスッと馴染んだ名前でした。
音楽を持ち運ぶウォークマン――その名に恥じぬものにしたい、そんな情熱が感じられます。

最後に

先だって音楽家のヴァンゲリスが亡くなりました。
「炎のランナー」を聴きながら走ったことはありますか? 私はあります。
ヴァンゲリスの「炎のランナー」が流れる中、若者たちが裸足で海岸を走る冒頭の名シーン、あれです。


聴きながら走ると、このシーンの一員になれた気がしたものです。
これまたウォークマンが生み出した、宮脇先生言うところの「超総合芸術」なのかもしれません。

良盤ディスクでは、ウォークマンはじめ各種ポータブルオーディオプレーヤーを高価買取させていただきます。

お客様の大切にされてきたプレーヤーを泣く泣く手放そうとお考えでしたら、是非当店に一度ご相談下さい。

音楽好きなスタッフが丁寧に査定させて頂きます。

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良盤ディスク広報スタッフ2号

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