BTS コラム KPOP/韓流

【徹底解説】BTS(防弾少年団)のメンバープロフィールと魅力や経歴まとめ

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BTS(防弾少年団)の結成の経緯と下積み時代

BTSの結成の経緯

RMさんのデモテープがBTSの全ての始まり

UntouchableのメンバーのSleepyさんが、当時15歳だったRMさんがラップしている姿を見てRMさんと出会い、知り合いだったBigHitエンターテイメントのプロデューサーであるPdoggさんに「物凄い才能を持ったラッパーがいる」とデモテープを渡した事がBTSの全ての始まりです。

Pdoggさんがパン・シヒョクさんにRMさんを紹介したところ「この子は必ずデビューさせなければならない」という使命感を感じ、自身初のヒップホップグループとなる「防弾少年団」のメンバーを募るため「ヒップホップオーディション HIT IT」を開催しました。

ヒップホップオーディション HIT ITの開催

「ヒップホップオーディション HIT IT」は2010年に防弾少年団の最初の練習生としてBig Hit Entertainmentへ入所したRMさんともう一人の練習生とのラップ対決方式のオーディションで、応募者は二人と同じ曲でオリジナルラップを作って競い合いました。2011年7月には2度目のオーディションを開催。

2011年8月、RMさん、SUGAさん、J-HOPEさんによる方言ラップ「八道江山」が公開されました。

防弾少年団は当初は歌とラップに集中するヒップホップグループとして活動する予定で「ヒップホップオーディション HIT IT」で選ばれた約30人近い練習生がいました。

しかしパン・シヒョクさんの「ビジネスデータを考慮するとK-POPアイドルをモデルにした方が理にかなっている」という考えからダンスパフォーマンスに重点を置いたアイドルグループへコンセプトが変更となりました。

これのコンセプトの変更を受け、ヒップホップアーティストとしてデビューしたいと目標を持っていた多くの練習生が事務所を去り、一人はいっては一人出ていくといった状況で何度かのメンバーの変更を繰り返しながら現在の防弾少年団メンバー7人で2013年5月20日にデビューが決まりました。

防弾少年団の壮絶な下積み時代

現在はボーカル、ダンス、ラップ、ダンスなど高い評価を受けているBTSですが、練習生時代は計り知れないほどの苦難がありました。

中でもSUGAさんのエピソードは有名です。

練習生時代は練習生としての生活をしながら、バイトもしていましたがそのバイト中に交通事故にあってしまい肩が動かせなくなってしまいました。

バイトをしていることが事務所にバレるとクビになると思い一旦はデビューすることを諦めていましたが、バイトをしていることが発覚したことで事務所が学費を払ってくれるようになったそうです。

Agust D」の名前で公開したミックステープの収録曲の「The Last」の歌詞にはこのエピソードの他に対人恐怖症やうつ病などSUGAさんの過去がかなり赤裸々に綴られています。

「デリバリーのバイト中の事故のせいで大怪我をした肩を握りしめて、こぎつけたデビュー。お前ら、誰の前で苦労したそぶりをしてるんだ」
<『TheLast』より>

また、BTSのドキュメンタリー「BTS: BURN THE STAGE」ではSUGA さんがこの「The Last」のエピソードについて語っています。

ジミンさんは練習生期間が最も短かく、当時はVさんとジョングクさんが受けているボーカルレッスンを見学しに行き、その日の夜に聞いた内容を一人で練習するということを繰り返していたそうです。

また、朝4時まで練習し、6時半には起床して学校へ行くというハードな生活を送っていた事も明かしています。

ジョングクさんはインタビューにて練習生時代のジミンを「僕の基準で一番自分に厳しく一生懸命だった人」と語っています。

グループで最年少のジョングクさんは、先輩であるメンバーたちに気を遣ってみんなが寝た後にシャワーを浴びて2段ベッドをきしませないようにそっと移動していたそうです。

Vさんは練習生時代あまりにも辛かったため泣きながら辞めたいとお父さんに電話をかけたそうです。

そんなVさんにお父さんは「つらかったら辞めていいよ。たくさんの職業があるから、違う職業を探してみよう」と声をかけ、そんな言葉にVさんは辞めたいといった自分に恥じたと語りました。

また、J-HOPEさんは練習生時代BTS脱退の危機にありました。BTSとしてデビューする際にメンバー候補に入っていなかった事から事務所の退所を決意し自らメンバーに脱退を報告して光州の実家に帰ろうとした事があります。

当時15歳だったジョングクさんが高速バスターミナルまで追って行き、泣きながら引き留めたそうです。

またRMさんは事務所のマネージャーに「J-HOPEが必要だ、J-HOPEがいないとチームではなくなってしまう」と強く説得した事もあってか、事務所はJ-HOPEさんを戻す事を決めJ-HOPEさんもメンバーを信じて防弾少年団に戻り、その後7人でデビューをする事になりました。

デビューしてからブレイクを果たすまでの苦難

2013年年6月12日、に校三部作の第1弾となるシングル「2 COOL 4 SKOOL」デビューしたBTSですが、大ブレイクを果たすまでの道のりは険しいものでした。

防弾少年団の所属するBig Hit Entertainmentは当時はK-POP業界の「3大事務所」とされてきたSMエンターテインメント、YG​エンターテインメント、JYPエンターテインメントの様な圧倒的な知名度がなく、テレビ番組の出演等活動限られていたので「フクスジョ」(土のスプーンと箸:貧しい人たち)と呼ばれていました。

(韓国では、親の職業や経済力に応じて「金の匙」「銀の匙」「銅の匙」という階層に若者が分ける“スプーン階級論というカースト制度のようなものが存在しています。土はその銅の匙よりも下の意味となります。)

ペップセ(英語タイトル SilverSpoon)やFIREの歌詞などににスプーン階級論についてのBTSの思いが込められていますので気になる方は聴いてみてください。

また、ヒップホップ系アイドルとしてデビューした当時は他のヒップホップ歌手から「BTSはヒップホップではない」「所詮はアイドル」、等の批判を受けた事もありました。

デビュー前からHIPHOPで活動していたRMさんやSUGAさんにとって投げかけられた言葉はかなり辛かったはずです。

デビュー後もBTSのメンバーはアパートの一室で共同生活を送り、狭い寝室に並んだ2段ベッドで寝起きしたり、車座になって食卓を囲みながら海鮮スンドゥブ鍋やチャプチェを分け合っていたそうです。
(参照:yahooニュース

また、デビューして2年程は韓国のチャートでは人気が出ませんでした。2014年2月に学校三部作の第2弾となる「Skool Luv Affair」がリリースされ、初めて音楽番組の1位候補に挙がった事もありましたが、1位獲得には至りませんでした。

しかし、2013年12月から2014年2月の間には、第5回Melon Music Awards、ゴールデンディスク賞、ソウル歌謡大賞、第3回ガオンチャートK-POPアワードの4つの主要授賞式で新人賞を受賞。

2014年8月20日に学校三部作の最終章となる1stフルアルバム「DARK&WILD」がリリースされ約10万枚を売り上げ、単独コンサートやワールドツアーも開催しました。

また、同年6月4日にシングル「No More Dream (Japanese Ver.)」(オリコン週間チャート8位)をリリースし、日本デビューを果たすなど韓国や日本で精力的に活動を行っていました。

しかし、楽曲がHIP HOPに偏っていた事もあってか大衆的な認知度を得るほどのヒット曲に恵まれず、当時は公演活動に注力していたため公演型アイドルと呼ばれることもありました。

このように下積み時代には様々な苦悩がありましたが、そんな下積み時代がメンバーたちにとって原動力となり実力をグングンとつけて成長していくきっかけにもなりました。

BTSのブレイクまでの大きな転機

BTSの大きな転機となった3つのアルバム

BTSの大きな転機となったアルバム その1「花様年華 Pt.1」

これまでヒットに恵まれなかったBTSですが、最初の大きなターニングポイントとなったのは2015年にリリースした「花様年華 Pt.1」です。

花様年華 Pt.1」はこれまではヒップホップ色の強かった「学校3部作」のプロジェクトが終わり「青春2部作」として企画したプロジェクト「花様年華シリーズ」の第一弾となる3rdミニアルバムです。

これまでのイメージを一転し、少年が学校を卒業して青年へと成長する過程の苦悩や葛藤を描き、青春の美しさよりもその本質に潜む危うさに焦点をあてており繊細で切ない世界観とメロディーに注力した楽曲でBTSの多様性が広がったアルバムとなりました。

この『花様年華pt.1』のタイトル曲の「I NEED U」は、デビュー3年目にして初めて音楽番組で1位を獲得した楽曲で、BTSにとっては人生を変えた1曲です。この曲が音楽番組で1位を取った事で、名前が広く知られるようになりました。

「花様年華 Pt.1」以降も「花様年華 Pt.2」をリリースし約30万枚を売り上げ、花様年華シリーズ最終章となる2ndリパッケージアルバム「花様年華 Young Forever」は約40万枚近くを売上げその人気に拍車をかけています。

 BTSの大きな転機となったアルバム その2「WINGS」

韓国や日本などで人気が出始めたBTSですが世界的に名前が知られるようになり始めたのは2016年のアルバム「WINGS」です。

韓国での年間売上は約75万枚を突破し、発売月の月間と年間売上数がガオンチャートの最高記録を樹立しました。

また、デジタル部門では韓国国内8つのダウンロード・ストリーミング配信サイトや世界の各国でiTunesチャート1位を記録。

さらに、ビルボート200にて26位に、全英アルバムチャートでは62位にランクインしました。ビルボード200では韓国歌手至上最高位という記録で、トップアイドルの地位を確立しました。

また収録曲の「NOT TODAY」のミュージックビデオが公開されて21時間38分でYouTube再生回数1029万3859回を記録し、当時のK-POPグループ史上最短で1千万回再生を超えました。

また、日本では2枚目のオリジナルアルバム「YOUTH」がリリース。オリコン週間アルバムランキングにて初登場1位を獲得し、海外ヒップホップグループとしては初のアルバム1位を達成しました。

BTSの大きな転機となったアルバム  その3 「LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’」

LOVE YOURSELF轉
‘TEAR’
引用:https://ibighit.com/bts/jpn/discography/detail/love_yourself-tear.html

海外での認知度が上がり始めたBTSですが、世界的にBTSの名が大きく知れ渡るきっかけとなったのがこの「LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’」です。

BTSが世界最大の音楽市場である米ビルボード・アルバムチャートで1位を記録し、アジアのアーティストとしては初の快挙となり世界の音楽シーンで1つの歴史的出来事となりました。

また、ビルボード・ミュージック・アワード2018の授賞式では収録曲のシングル「Fake Love」を披露した事もあり世界的に知名度が一気にアップする要因の一つになりました。

また、この「FAKE LOVE」はSpotifyのGlobal Top 50 チャートにランクインし、ランキングを駆け上げ続けるなどその影響を大きいといえます。

SNS戦略の上手さ

楽曲やパフォーマンスの素晴らしさはもちろんですが、巧みなSNSマーケティングも大きな鍵となっています。

当時は事務所の規模は小さかった事もありメディアの露出も少なかった為、TwitterやVLIVE(韓国のライブ動画配信サービス)やYouTubeなどの動画コンテンツなどのSNSも有効活用し、いち早くSNSを取り入れました。

ほぼ毎日といった更新頻度で、バラエティ番組の他にライブやイベントの翌日にステージ裏やメンバーのワチャワチャしたオフショットを惜しげもなく投稿したりと、こうしたスピード感のある更新やSNS媒体ごとに切り口や戦略を変えたプロモーションが功を奏し、若者を中心にファンが世界中に拡大しました。

ストーリー性のある謎解きのようなMV

BTSのMVにはメンバー全員にストーリー設定があるショートドラマの様なドラマチックな「花様年華」シリーズというMVが存在します。「花様年華」シリーズはストーリー仕立てになっており、バラバラな時系列でどこから観ても違和感がありません。

この「花様年華」シリーズは、その深いストーリーで大きな謎を残しこれまで多くのファンたちにより考察が行われてきました。こうした要素もBTSがブレイクした理由の1つです。

「花様年華」のストーリーについてはこちらのブログで詳しく解説されているので気になる方は見てみて下さい。

世界の有名アーティストと積極的にコラボ

BTSは世界の有名アーティストと楽曲で共同制作やフィーチャリングといった形で積極的にコラボをしています。

「Best Of Me」ではザ・チェインスモーカーズ、「MIC Drop」のリミックスや「The Truth Untold」「Waste It on Me」ではSteve Aokiさん、「IDOL (Feat. Nicki Minaj」ではNicki Minajさん、「Permission to Dance」や「Make It Right」ではエドシーランさん、「Boy With Luv feat. Halsey」ではHalseyさん、「My Universe」ではColdplay等々といった超豪華アーティストと積極的にコラボした事になより影響力が上がり、世界中に知名度を広げる結果となりました。

現在では世界中からラブコールが殺到するまでとなっています。

また、「Film out」では日本のロックバンドであるback numberと共同制作でコラボレーションしました。

back numberの楽曲を作詞作曲する清水依与吏さんの作るメロディにBTSのジョングクさんが新しいメロディを提案するなどして曲を完成させました。

このようにデビュー当時は沢山の苦労を重ねてきましたが、BTSのグループの魅力はもちろんの事、SNS戦略や海外アーティストとのコラボレーションを行っていった事が功を奏しBTSの海外進出戦略は大当たりとなり、世界的な人気となりました。そんな素晴らしいグループのこれからの活躍に大注目ですね。

最後に…

ここまで、BTSのプロフィールや魅力について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

K-POPというものを世界中に広めたBTS、現在は兵役中で活動はありませんが、この記事を読んで少しでもファンが増えてくれたら嬉しいです!

紹介した以外にも沢山の楽曲やコンテンツがありますので、気になった方はBTSのInstagramやYouTubeなどのSNSにてチェックしてみてください!

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RYO

音楽鑑賞と邦ロックのライブ参戦が趣味です。好きなジャンルはロックやアイドル、EDM、80~90年代のシティポップ、サントラ、ボカロ、クラシック等。実際に行ったライブやフェスの思い出や感想もブログに綴っています。

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